エピック・イニシアチブを共有しよう
こんにちは!
Cloud EngineerのGenです。
YahooとLINEの経営統合が発表されましたね。世界に立ち向かうために、会社・ブランドを越えて力を合わせていくといったことなのでしょう。
SHOWROOM代表の前田裕二さんもTweetでこのようにいっています。
このまま日本の中で競争しているようでは世界で戦えないでしょう。協力する事でマーケットを拡大し、世界における大きなファンクションとなることが世界で戦っていく術となるのでしょう。
今後世界を視野に入れている企業は他でも統合していく動きが起こる可能性が高いと思っています。一方、統合して大きくなると組織として動きづらくなっていきます。情報の共有や意思決定からの実行、管理の統制などが難しくなるからです。
エピック・イニシアチブという概念があります。この概念は「エンタープライズアジャイル」、つまり、 大きくても素早く動ける会社になっていくための重要なキーワードとなっていきます。
エピックとは
アジャイルにおいて用いられる概念です。
アジャイルでは製品やサービスの開発において、お客様に届けたい価値の最小単位を簡潔な文章で表現します。たとえば、「ユーザーとして、オンラインで~を購入することができる。」などです。これをストーリーといいます。
エピックはこのストーリーを紡ぎ合わせて出来上がる大きな価値単位のことです。つまり、いくつかのストーリーに分割することができる価値単位です。
さらにエピックが組み合わさって出来上がるさらに大きな価値、あるいは目標(戦略)になっていくのがイニシアチブということになります。
これらを組織で共有することでそれぞれの部署、つまりそれぞれの立場での目標が立てることが容易になり、全員が同じ方向を向いて動くことができるようになるのです。
そうして、組織のアジリティ(機動力)が高まり、各自チーム・部署の出す成果をエピック・イニシアチブに向かわせることで、会社としての価値を最大化することができるようになります。
エピック・イニシアチブがしっかり立っていれば多少の変更事項が起きても問題なくすみやかに対応できるはずです。
これこそがエンタープライズ・アジャイルなのです。
世界で戦っていくためにも組織をアジャイルにしていきましょう。
今日はこんな感じで!
それでは!