TempoTimesheetsとTempoPlannerはどのように連携・機能するのか

※本ブログはTempo「How Do Tempo Timesheets and Tempo Planner Work Even Better Together?」を翻訳したものです。内容に相違がある場合は、原文を優先とします。

Jiraは優れた製品であり、そのような製品には優れたアドオンの使用がぴったりです。Tempo TimesheetとTempo Planner は、ペインレスなタイムトラッキング機能、アジャイルなリソースプランニング機能及び、キャパシティーレポート機能があり、それらの使用でJiraの強化を図ることができます。また、これらを組み合わせて使用する事で、重要なビジネスのニーズにしっかり対応できる総括的且つスケーラブルなソリューションの提供も可能です。

更にはJiraとTempoの活用は、新製品開発(NPD)、プロフェッショナルサービスオートメーション(PSA)とチームにかかわらず、最大限に業務の生産性を高めることができるのです。では実際に、これらのビジネスが直面している課題はいったい何なのでしょうか？また、Tempo使用はどのように変化をもたらすのでしょうか？今回は、以上の点について紹介をしていきたいと思います。

目次

1. 新製品を開発する上で直面している課題とは？

2. PSAビジネスの成長において障壁となることとは？

3. Tempoを組合せて業務効率・成長を向上させる

4. Tempo Planner を使って工数管理を行う

5. Tempo Timesheetsでチーム全体の時間をトラッキングする

6. TempoTimesheetsとTempoPlannerを組み合わせる

7. ポイント：計画時と実際のレポートを比較する

8. デモ版で更にTempoを知る

新製品を開発する上で直面している課題とは？

新製品開発は多くの場合、漠然とした大きなタスクと成りがちです。特にプロジェクト管理ツールをしっかり活用してプロジェクトとプロセスの追跡をしていない場合、内容が複雑に絡み合い、管理ができなくなる可能性が出てきてしまいます。そのため、組織全体として新製品開発の際は、適切なインフラストラクチャーを整備し、サポートを徹底させることが必要になります。

ただし、整備を行うのは簡単とは限りません。NPDチームには開発プロセスとして、デザイン段階・模擬テスト段階・リリース段階等があります。しかし、各段階ごとに適切なツールや、プロセスが割当てられていない場合、コストは莫大にかかり、プロセスも複雑化する可能性があるのです。更に、ツール導入の目的は常に顧客のために最高品質の製品を構築できるようにすることであるべきです。

また、今日多くの企業が世界中様々なエリアでリモートワークを行っており、チームメンバーがあちこちに散らばっているということも課題の一つになります。非効率的な業務は、組織全体の時間とコストを蝕む可能性があるため、緊密なコミュニケーションを取ることは非常に重要です。チーム間コミュニケーションを少し改善するだけでも、課題解決へ一歩前に出ることができるのです。

PSAビジネスの成長において障壁となることとは？

PSAビジネスは、PSAならではの課題を持っていることが大半です。PSAには、プロジェクトを成功に導くために必要な機能が搭載されおり、特に、工数管理機能・プロジェクト管理機能・請求機能・レポート機能は、複数システム間で分割管理されるため、非効率なリソースの割当てや、無駄なプロセスを盛り込んでしまい、ビジネスに影響が出てしまいがちです。

また、PSAの世界では、わずかなミスでもコストがかかる可能性があります。そのためこのような様々なニーズに対応可能な一元化管理型ツールの活用が組織にとって最適なのです。特に、優れた顧客関係の構築・維持にはミスのない顧客請求を行うことが重要になります。顧客は常に透明性のある情報を必要としているか、望んでいる場合が多いため、リアルタイムで顧客情報にアクセスできる環境を配備する必要もあります。また、プロジェクトにおいても契約の範囲を超えることなく予算内・スケジュール通りに進捗させることを約束する必要があります。

更にPSAでは、最終目標として従業員の満足度を維持したまま、プロジェクトの完成期限・予算を守り且つ、組織内のメンバーがどのように業務にあたっているのかをしっかりトラッキングすることがあげられます。

Tempoを組合せて業務効率・成長を向上させる

以上の課題をTempoではどう解決できるのでしょうか？Tempo製品は、NPD及びPSAチーム双方が直面している特定の課題の対処に有効です。また、Tempo製品の機能は大小問わずあらゆる分野のチームや、企業の業務プロセスを最適化することができるようにデザインされています。

Tempo Planner でできること：

• 従業員、チーム、プロジェクト、およびプログラムの計画作成

• パフォーマンスの向上、業務移管のためのバックログ管理

• 製品リリース、プログラムロードマップにおいて高いレベルでのキャパシティー計画の実行

• 分散したチームの招集

• 計画の進捗状況のリアルタイム可視化

Tempo Timesheetでできること：

• Jira内で滞りなく行われた作業時間の追跡

• チーム、プロジェクト、アカウントなどの計画とレポートの作成

• 関連性のあるリアルタイムのビジネスデータの取得

• 休暇、会議、病欠等、内部イベントの追跡

• 休日、従業員の勤務時間、分散型チームの管理

Tempo Planner を使って工数管理を行う

Tempo Plannerは、複雑化した顧客向けソリューションの構築を容易にします。これにより、チームがどのような動きをしているのかを明確に見える化できるのです。このソフトウェアを使用すると、各プロジェクト、バージョン、エピックごとに詳細な計画を立てる事ができるので、ビジネスの種類の最適化や、現作業の効率化ができます。

関連記事：（原文）The Complete 2020 Guide to Resource Planning with Tempo Planner
　　　　　（翻訳）Tempo Planner for Jiraでリソースプランニングをする: 完全ガイド2021 

また、キャパシティーレポート等のツールを使用する事で、チームのキャパシティーデータと、チームごとの割当てデータをリアルタイムで確認することが可能です。更に、リソース計画ビューの使用では、チームとリソースをクリアに一元管理することが可能になります。そのため、指定期間中に稼働可能な時間や、リソースごとに稼働が可能な時間を導き出すこともできます。

これらの機能を使用することで、業務時間工数を各チームメンバー、プロジェクト、顧客または、課題ごとにレポートを作成し、チーム全体が請求のためのレポートをエクスポートするために、請求可能な時間の内訳を取得することができます。また、 これらのレポートは、チームのスケジュール感の維持に役立ち、今後のチームリソースの配分予測の際も役立ちます。

関連記事：A Beginner’s Guide to Tracking Time in Jira with Tempo Timesheets

分散型チームの管理は、従業員が、様々なスケジュールで作業を行っているため、まとめるのが非常に困難な場合があります。しかしTempo Timesheetでは、柔軟なワークロードや休日スキームを使ってワークフローを簡単に管理し、全従業員と連携することができます。

Tempo Timesheetsでアカウント管理プロセスを簡素化しましょう。下記の要件で使用が可能です。

• 顧客への請求

• 内部コストの追跡

• 従業員への給与

• プロジェクトの資本化測定

• 予算編成

内部及びカスタマーアカウント情報のロールアップ、コミュニケーションの向上、業務の効率化と見える化を促進できます。また、Tempo Timesheetはビジネス投資を行う際の戦略的決定にも役立ちます。

TempoTimesheetsとTempoPlannerを組み合わせる

Tempo Planner と、Tempo Timesheetを連携使用することで、1つのプラットフォームであらゆるビジネスの基本ニーズに対応させることができます。また一元化されたソリューションの提供が可能なため、Jira以外の外部ツール使用の必要性が減ります。

組合せて製品を使用する事で、オールインワンのソリューションを形成することができ、Jiraインスタンス内で直接製品チームを管理できるようになります。そのため、不正確且つ面倒であったスプレッドシートやその他の暫定的に使用していた製品から脱出することができるのです。さらに、Jiraと組み合わせることで、Tempo製品は次のように有効的に使うことができます。

• 作業とプロジェクトの難易度の管理

• タスクの優先順位化

• プロジェクトを時間通りに終わらせる

• チームと組織の業務管理を容易化

• 必要に応じ、顧客及び組織全体へ価値提供を行う

Tempo Planner とTempo Timesheetを組み合わせると、作業ロードマップの計画から実際の様子までをトラッキングできます。アジャイルリソースと、キャパシティープランニングツールがない状態でJira上のチームがこれを運用すると、エピック、プロジェクトおよび今後の計画時に支障をきたす可能性があります。さらに、タイムトラッキングを行う術が確立されていないまま作業計画を立ててしまうと、リソースの浪費や、請求額のエラーにつながります。

また、TempoPlannerとTempoTimesheetsを組み合わせることで、全体像の把握が容易になります。 Tempo PlannerとJiraを使用して計画を立てることで具体的且つ、数値化された作業ログデータに簡単に変換できます。さらに、変更が必要箇所の判断の際にも大変有効です。

Tempoのソリューションは、中小企業、エンタープライズ企業問わずどの企業にとっても理想であると言えます。また、Tempoの価格設定オプションにおいても様々な企業のニーズを確実に網羅しています。そのため、次世代の革新的なソフトウェア開発に取り組んでいるチームや、会社の成長にフォーカスを当てているCEO等どんな人にでもTempoは価値提供ができます。

尚、Jiraのデータセンターは、自社のデータセンターでアプリケーションの管理をしている企業に高い柔軟性と高可用性を保証しています。そのため、常に稼働しなければならないタイムトラッキング、プランニング、予算編成、およびポートフォリオ管理ソリューション等がないわけではありません。

ポイント：計画時と実際のレポートを比較する

Tempoの中でも最もパワフルなレポートのひとつは、Tempo TimesheetsとTempo Planner の両方を使用したPlanned vs. Actual(計画時対実際時の対比)レポートになります。これにより、チームリーダーは不確定要素を制限し、リソースをより正確に配分することが可能です。またレポートの機能として、特定の戦略ごとに計画された時間と費やした時間の比較確認も可能です。

関連記事： The Planned vs. Actual Report in Jira with Tempo
 　　　　　How to Create a Report for Planned vs Actual Time

プロジェクト存続期間中の計画及び実際にかかった時間のレポートを定期的に収集することで、マネージャーはチームの状況を確認、評価することができます。また、それに伴い工数の追加や削除等、プロジェクトを円滑に進めるためのアクションを実行できます。

このレポートは、マネージャーがプロジェクトの進捗状況を把握するのに役立ちます。計画レポートと結果レポートから収集された数値より、今後の予測の調整や、プロジェクトに実際かかる時間の見積もりの決定ができるようになります。より優れた見積もりを算出する経験することは、今後にとっても大きな収益を生むきっかけになります。

関連記事：Why We're So Bad at Estimating Time - and How to Solve it in Jira

デモ版で更にTempoを知る

Tempo Planner とTempo Timesheetがどのように連携機能するのかを確認することができます。ぜひ、今すぐTempo製品のエキスパートと共にデモ版の使用申請をしてみてください。 

まとめ

今回は、Tempo TimesheetsとTempo Planner を組み合わせて使用する事のメリットやポイントについての記事を翻訳いたしました。工数管理がなかなかうまくいかない…とお悩みの方はぜひ今回紹介したように2種類の製品を組み合わせて使用してみてはいかがでしょうか？

また、Tempoの製品をより詳しく知りたい！という方や質問等がありましたら、右下のチャットボタンよりお問い合わせください。