プロセスコンサルタントのYoshiyaです。
先日、SAFeのミートアップに初めて参加いたしました。非常に有益な情報に触れることができました。また今月のミートアップに参加したいと思います。
SAFeとは Scaled Agile Frameworkというエンタープライズアジャイルのフレームワークです。アメリカでは結構導入されているのですが、日本ではまだまだこれからと言う感じです。
* エンタープライズ・アジャイルは私の知る限り2つのフレームワークに分かれます。Disciplined Agile Delivery(DAD)とScaled Agile Framework(SAFe)です。
SAFeのコンセプト
最近、プロセス改善も部署や組織毎で推進するよりも、フレームワーク(SAFe)+ツール(JIRA)のようなパッケージで大きな機能単位で変化させる方が効率が良いのではと思い始めました。。
コンサルティングは企業の様々な課題に対応することが必要なのですが、そもそも背骨(オペレーションの柱)の無いような企業の課題は本質的な課題なのかなと最近思います。
JIRAは良いツールですが、オペレーションの柱や考え方が無い企業に導入してもパフォーマンスが出にくいこともあります。
日本企業だけに限らずそれぞれの企業の成り立ちの違い等でオペレーションのフレームワークが殆ど独自色の強いものになります。
アメリカでも最近まで独自のオペレーションコンセプトを持っていた企業が多かったと思いますが、最近はSAFeのようなフレームワークが結構な比率(上場企業レベルの60-70%)で導入されている”らしい”です。本当なのか?
アメリカではERPやSaaSが普通にどんどんソフトがインストールされるかのように導入されている環境では、会社の仕組みもソフトのようにフレームワークを導入(インストール)することはある意味普通なのかもしれないです。
最近の違和感というかプロセス改善をやってきて思うことは、大きさの差はあれどどの企業もだいたい同じような課題を持っているということです。その個別の問題を多くのコンサルタントやシステム投資をして解決していくのはコストも掛かりますが、それ以上に時間がかかります。変化に時間がかかっている内にマーケットはそのスピード以上の変化をします。会社もどんどん陳腐化していくことでしょう。
いっそのことフレームワークを入れてしまえばその会社の悪いところが一気に出てくるでしょう。ERP導入をやったことのある方はわかると思います。
手っ取り早いのが一番いいです。
会社の中には、独自ではなくて”いびつ”なプロセスになっていて効率が非常に悪いのにも関わらず捨てきれないプロセスがかなりあります。やっぱりプロセスも捨てないと綺麗になりません。
あと、国内の多少大きな会社でも欧米のトップレベルの会社に比べると超大型戦艦とゴムボードくらいの差があります。実際メガITのintelやCisco等がSAFeを導入しています。こんな大きな会社がエンタープライズアジャイルのフレームワーク入れて、さらに競争力を付けようとしていると考えるなら、日本の企業も注目する必要があると考えます。
欧米のトップレベルの会社が導入しているフレームワークをそのまま使えない部分があるかもしれませんが、会社を2.0や3.0のようにバージョンアップしたいのであれば、一旦フレームワークを差し込んでみて回すのがモダンな会社運営なんじゃないかなと思います。
弊社は現在JIRAを中心に頑張っていますが、今後SAFeを含めたエンタープライズアジャイル化手法の活用を行っていきたいと考えています。
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