ブログに戻る

時間管理テクニック「カエルを食べろ」とは?

※本ブログはTempo「Eat the frog: time management technique」を翻訳したものです。内容に相違がある場合は、原文を優先とします。

 

生産性を上げるためには、先延ばしやモチベーションの低下は最大の敵になってしまう可能性があります。しかし、自身の体内時計を利用することで、このリスクを打破できるテクニックがあります。

それは、「カエルを食べろ」という一見奇妙な名前のこのテクニックであり、この方法は、生産性を最も必要とする際に非常に有効的です。また、この方法を使用することで、スケジュールを大きく前進させることも可能になり、1日の中でより急いで仕上げるべき作業も片づけることができます。

さらには、この方法を採用することで、面倒な作業や、急ぎの作業に対する不安感を軽減させることもできるのです。夜遅くまで「どうしたら片付くのだろう」と悩むこともなく、最優先事項が何かをしっかり把握し、取り組むことが可能になります。

では、実際に「カエルを食べろ」テクニックとはどのようなものなのでしょうか?その答えを今回はご紹介いたします。

目次

  1. 「カエルを食べろ」とは?

  2. どのようなタスクが「カエル」に該当するの?

  3. この方法の進め方は?

  4. 「カエルを食べろ」テクニックのメリットとデメリットとは

  5. 「カエルを食べろ」を進めるにあたってのポイント

  6. あなたのカエルを知る

 

 

 

「カエルを食べろ」とは?

生産性を向上させる方法のひとつである「カエルを食べろ」というテクニックは、下記の2つの目標達成のために使用される時間管理方法です。

  1. 常に最優先事項に取り組ませ、全体的なタスク管理を容易にさせる

  2. 1番難しいタスクや、不安要素のあるタスクを先に片づけることで、日々のスケジュールに勢いをつけさせる

では実際このテクニックはどのように機能するのでしょうか。仕組みは至って簡単で、自分の中での最優先順位が高く、常に自分が意識してしまうタスクを特定することです。またこれらのタスクはあなたにとって「カエル」となります。カエルはあなたにとって、時に大きく、気持ち悪く、不快な気分にさせることもあるでしょう。しかし、幸いなことにそれらのカエルを自分から取り除くことで、その日の残りの時間は不快な思いをしなくてもいいということにもなるのです。

 

「カエルを食べろ」とは、生産的である朝を最大限に活用するということです。

高い生産性を生んでいるエキスパートたちがこの「カエルを食べろ」テクニックの使用を進める主な理由の一つは、朝にエネルギーとモチベーションが高まることを知っているからです。(もちろん、これはすべての人に当てはまるものではありません。)

行動学者であるダン・アリエリー氏の研究によると、私たちは起床直後からバイタリティーが高まる傾向があるようです。実際に起床2時間程度はエネルギー・集中力・モチベーションがピークに達する時間帯でもあります。しかし、私たちの多くはこの時間帯に気の散る作業を行ったり、簡単なタスクを片づけたり、古いメールの山をかき分けたりしているのです。

このように朝からモタモタとしていると、最も生産性が高まっている貴重な瞬間を無駄にしてしまうとアリエリー氏は言います。

また、「時間管理におけるもっとも悲しい間違いの一つは、1日の中で最も生産的な2時間を高い認知能力が不要な作業(ソーシャルメディア等)に費やしてしまう傾向があることです。もし、その貴重な時間を有効活用できれば、私たちの多くは本当に望んていることを達成し、成功へとつながるでしょう。」とも述べています。

尚、ここでアリエリー氏は、朝から全力で取り組むということは1日を解放的にする以上の効果があるということをほのめかしていることに注目しましょう。それは同時に、私たちにとって最も重要で大きな目標・タスク・プロジェクトを着実に前進させることも可能であるということを意味しているのです。また、これらのタスクがキャリア、私生活、または成功するための野心等にどう関係するどうかにかかわらず、「カエルを食べる」ことは私たちの生産性にプラスの影響を一般的に与える可能性をはらんでいるのです。

 

「カエルを食べろ」のそもそもの由来はどこから?

この時間管理方法の名前は、作家でユーモアのあるマーク・トウェイン氏の「カエルを食べろ」に由来しています。

「朝一番に生きたヒキガエルを食べれば、それ以上に悪いことはその日1日起きない」

しかし実は、トウェイン氏が最も言いそうというだけで、彼以外の作家が彼がこの言葉を彼が言ったことにしたのです。実際の「カエルを食べろ」のコンセプトは、実はフランスの作家ニコラ・シャンフォール氏が、1790年に母国語で書いたものに由来します。尚、この言葉はシャンフォール氏いわく、ムッシュ・ド・ラッセイという人物の言葉としていますが、20世紀半ばには両者ともに自身の言葉ではないと述べています。

由来がなんであれ、この言葉に込められた生産性に関する知恵やアドバイスは、作家であるブライアン・トレーシーを刺激し、2001年彼は、「カエルを食べろ:先延ばしをやめ、より少ない時間でより多くのことを成し遂げる21の素晴らしい方法」という著書を出すまでとなりました。この著書では、「カエルを食べる」という概念および、この方法を使用して多くのことを生産的に達成し、好きなように時間を有効活用する方法について説明しています。

 

 

どのようなタスクが「カエル」に該当するの?

カエルを食べること言うことは、あなたのTodoリストの中に嫌な作業・不快な作業・後回しにしがちな作業があるということを意味しています。しかし、トレイシー氏が彼の著書の中でも述べている通り、これらの「カエル」タスクは実は重要かつ有益なタスクである場合が多いのです。

尚、時には「カエル」を食べることですぐに何かしらの恩恵を受ける場合もあります。例えば、暖かいベッドに寝ているときには、毎朝3マイルのランニングをすることに関して自身を説得するのは難しいですが、ランニング後のクールダウン時には「ランナーズハイ」の恩恵を受けるため、その日の残りの時間をより楽しく過ごすことができるようになるのです。

もしかすると「カエル」タスク自体にはネガティブな意味合いはないのかもしれません。しかし、完了するためにはある程度の努力が必要不可欠また、先延ばしにすることはペインを生む可能性があるということを認識するためタスクをカエル化する必要があるのかもしれません。

では実際にトレイシー氏が提案している「カエル」の選択方法を見てみましょう。まず、すべてを優先順位で並べ、自分にとって最も重要と感じる優先タスクを特定し、タスクを実行に移します。

このように正しいカエルを見極めることは早朝の時間帯の生産性を最大限に高め、この時間管理術のメリットをしっかりと得ることができるのです。

 

 

この方法の進め方は?

カエルを食べることには大きなメリットが1つあります。また、食べることはそんなに難しいことではありません。下記の簡単なステップに従うだけで、今後の作業内容を素早くカテゴライズし、どれが「カエル」になりうるかを確認、処理することができるようになります。そのため、1日および、全体のスケジュールにより多くのことを盛り込むことが可能になるのです。

ステップ1:あなたのカエルになるべきタスクの優先度付けを行う

まず初めに、行うべき自身のタスクを一つ一つリストアップします。一つ一つリスト化するなんて大変!と思われる方も多いかと思います。しかし私たちはこのリストを常に自身の頭の中に入れており、タスクをとても大きく扱いにくい「滑りやすいタコ」のように感じてしまうことがありがちなのです。そのため、すべてのタスクをリスト化することで、作業リストを整理するだけではなく、「あれ、これって悪くないな」とタスクのやりがいに気づくことができるのです。

あなたの生活のある一部分にフォーカスを当てて実際にカエル候補をリストアップしてみてください。

今後の作業での成果物は何か、また空き時間にいつもやろうと思っていてできていないこと等を書き出してみましょう。このリストをもとに優先順位の高い作業をピックアップしていきます。

尚、優先順位は通常下記の2つをもとに決定します。

  1. 締め切りが迫っている。

  2. 他タスクへ何かしらの影響を与える可能性がある。例えば、そのタスクが完了しないと次のタスクへ進めず、利益を出すことができない等

優先順位を決めたら、次は選んだタスクを片づけます。あなたの理想となるカエル候補のタスクを特定してください。カエルから食べることを忘れないでくださいね!

 

ステップ2:もし1つ以上のカエルに該当するタスクがある場合、大きい方から手を付ける

時に優先順位リストには、複数のカエルがランク別に存在する場合があります。その場合、どのカエルからかじりつけばいいのか悩んでしまうこともあるかもしれません。

この場合どうすればいいのでしょうか?ー答えは簡単、1番大きいものからかじればいいのです!

また、カエルには2つの特徴があることに注意をしましょう。重要なタスクは同時に、あなたが後回しにしたり、取り掛かることを避けるリスクが最も高いタスクでもあります。そのため、2つの基準を用いてあなたの中の最大のカエルを見つけていきましょう。

 

ステップ3:カエルに該当するタスクには早朝にとりかかる

「朝です!起きてください!」起床後は朝の日課をこなします。その後すぐ着替えを行いカエルを食べる準備をしましょう。

1番嫌な作業を先に片づけてしまうルーティンを忘れないでください。これは、最も重要な時間を確保するためでもあり、時間をリソースの一つとして考え、生産的な日々を送るためでもあります。そのためには毎朝、朝一番にカエルを食べる必要があるのです。

 

ステップ4:タスクが完了したら、重要度の低いタスクにとりかかる

見事カエルを平らげました!ーおめでとうございます! 今、あなたはタスク完了へと前進させたと同時に、その日残りの時間を楽に過ごすことができるようになりました。その残りの時間で、リストアップしていたほかのタスクに少しずつ取り掛かりましょう。この時点であなたは最も難しいタスクを完了しているので他のすべてのタスクの処理は簡単になるはずです!

 

 

「カエルを食べろ」テクニックのメリットとデメリットとは

私たちは「カエルを食べろ」というテクニックを検証せずにいることはあまりよろしくありません。

結局のところ、カエルを食べろというテクニックは一部の人に有効であることは明らかなものの、この方法に関する長期的かつ大規模な研究は行われていません。更に、ある人にとって有効なことが他の人にとってもそうであるということでない場合もあるのです。

そのため次に紹介するメリット・デメリットを実際に比較検討してみましょう。または、1週間または1か月間この方法を試し、この方法が自身の生活にどう影響するのかを検証してみるのも良いかもしれません。その後、カエルを食べることが自分に合っているのかどうか、少し方法を変えて続けてみるか、あるいは自分のニーズに合った別の方法を選択し、この方法を諦めるかどうかを決めてみてください。

 

メリット

優先順位付けがしやすくなる

この点は紛れもなくメリットであるといえるでしょう。「カエルを食べる」の最初のステップを踏むことで、より整理整頓ができるようになるのです。誰しもが、目の前にある全タスクを優先順位付けてスケジューリングすることが必要ではないでしょうか?

タスクをリストへ書き出すことは良いことです。短期または長期的な優先順位をつけてタスクの整理を行うことができる上、「取り組むべきタスク」「まず着手すべきタスク」をカテゴライズすることで、タスクの全体像を把握することができます。

ただし、最も優先順位の高いタスクである「カエル」を食べるということを選択し、タスクに取り組むがどうかはその時の判断が必要です。尚、朝一番にタスクへ優先度をつけることが自身のスタイルに合わないと思われる場合は下記の代替案を試してみてください。

大きな良い影響をもたらすかどうかで優先度づけをする

自身の時間を測定単位と考えてみてください。そして、特定タスクがなぜ最も重要視されるのか理由を考えてみましょう。優先度の高いタスクは、あなた自身や長期的な目標に対して大きな利益をもたらす可能性があります。

数値化するとカエルを食べるということは、普段の時間の使い方と比較してみても、時間当たり多くの利益を生んでいることになります。更に、残りのタスクがより簡単になったり、重要性が低くなる場合もあるためプレッシャーの軽減も見込めます。

つまりカエルを食べることは、あなた自身の力を最も重要な部分へ向けさせると同時に、大きな影響をもたらしてくれるのです。

健康的な作業習慣の促進

私たちは決して自分の時間を無駄にせず、最も重要なことを先延ばしにしないようにすべきです。この2点に関しての考えは誰しもが納得することと思います。

カエルを食べることで、より生産的な習慣を身に着けることができます。また、優先事項をできるだけ早く達成するための目的意識を持って時間管理方法を考えることを可能にします。

ある研究によると早起きは、ティム・クック氏のような生産性の高い人に見られる共通点というだけでなく、より幸福で健康的な生活を送ることができる可能性があるようです。

作業時間を最適に活用できる

繰り返しになりますが、起床後すぐに作業に取り掛かることはより少ない労力で多くの成果を達成することができます。また、集中力も高まっているため、この時間帯を貴重なお金のように扱い、最も注意を注ぐべきタスクに費やすことが大切です。

 

デメリット

朝を不快に過ごすことになりかねない

ある意味で「カエルを食べる」という時間管理方法は意図的に不快なものに手を付けるということでもあります。また、不快なことを取り除くだけではなく、不快なものが不快と気にしなくなるように脳を鍛えることでもあります。

しかし、残念なことに私たちの脳は常に期待通りに働くわけではありません。不安をうまくコントロールできない人にとっては、早朝から最も困難な不快なことにわざと取り組まなければいけないということが大きなストレスになるかもしれません。これでは、最終的に避けるべき事態をより複雑化にしてしまう可能性があります。

当然のことながら、重要タスクに取り組むことと何かしらの恐怖症とは別の問題です。とはいえ、カエルを食べることはより簡単なことに移る前に難しいことを対処しなければいけない状態に身を置くため、人によってはやる気等を失う恐れもあります。

特に集中力のない人は、最初の一歩目を踏み出すことが難しい可能性もあります。また、「カエル」一匹と格闘するのに時間を削ってしまい、普段の作業の進捗が遅れ生産性が上がらない可能性も出てきてしまいます。

もし、カエルを食べることが自分に向いてないのではないかと思われる方は、下記のセクションをお読み頂き、別の方法をためてみてほしいと思います。

 

カエルを食べてみても、約束されたほどの達成感や生産性が上がらない可能性がある

まず自身にカエルを食べるまで今日をもう何もできないと言い聞かせていることを想像してみてください。3時間がすでに経過し、お昼ご飯の時間になりました。あなたの午前中はいったいどこへいってしまったのでしょうか?あなたにはまだ食べなくてはいけないカエルが残っているし、今日やりたかったことも残っています。

もちろん、全員が全員これに当てはまるわけではありませんが、注意力や集中力に関する何かしらの診断を受けた人たち向けの雑誌であるADDitude Magazineでは人それぞれで異なることを述べています。「カエルを食べることは1日を通じて物理的および精神的エネルギーにフォーカスを当てていない。また、あなた自身が朝方のタイプでない場合は、この方法は非常に不快に感じるだろう。」と言っています。

また雑誌では代わりに、定期的に運動をする人ならだれでも知っているようなテクニック「ウォームアップ!」を提案しています。ウォームアップを行うことで集中して何かをやり遂げることだけではなく、その日のうちにさらに重い「カエル」タスクに取り組む意欲を高めることができるようです。

ADDitudeの著者兼認定コーチのリンダ・ウォーカー氏は「より単純な作業から初めることで、複雑な作業へ取り組むためのウォームアップをしましょう」と提案しています。また、「あなたがより複雑なタスクへ取り組む意欲をなくしてしまった場合は、単純または、エネルギッシュな作業へ移行し、脳が活性化されたタイミングで複雑なタスクへ戻りましょう」とも提案しています。

 

時には非現実的なことも。いつもカエルを十分に把握しているとは限りません。

例えばあなたのカエルが、ランチ後にある大きな会議の場合など自分ではどうしようもできないことであればどうしますか?または、カエルタスクを完了させる前に誰かしらの承認が必要な場合はどうしますか?

最も目に付くカエルが、実際の最重要タスクとは限りません。大きなプロジェクトを始めなくてはいけないが、その期限は数か月先でいい場合、他の急ぐべき期限付きタスクを完了させる方が理にかなっています。

このように必ずしも本来取りかかるべきカエルが、最初に取りかかることができる場合と、そうではない場合があります。このような場合、実用性及び必要性を考慮し、カエルを数日間冷凍保存する必要もあります。

 

 

「カエルを食べろ」を進めるにあたってのポイント

ここでは、カエルの簡単な見つけ方や、食べ方のポイントを説明します。

数時間で完了するものを選ぶ

目標に対して現実的かつ実用的になりましょう。朝の「ゴールデンタイム」に時間を費やすものは完了できるタスクであることが理想です。

このことを念頭に、ランチタイムまで無理なくこなせるカエルを選びましょう。比喩的な意味ではなく、ハードワークの後はしっかり食事をとることが大切です。

尚、この時間管理方法では、完全に集中して作業に取り組める時間ができるまでいくつかのカエルへの着手を先延ばしにする必要があるかもしれません。そんな時は、カエルを一口サイズへ切り分け残りは後で食べるようにすれば、1日ごとに一貫して着実にタスクを完了させることができます。

 

小ステップに分解して取り組む

レオ・マーヴィン博士(1991年の映画「おつむて・ん・て・ん・クリニック」に出てくる人物)は、実在の人物ではないかもしれませんが、彼の架空の著書である「ベイビーステップ」には、今でも真実味のあるアドバイスが記載されています。

実際、私たちはすべてのことを一回に行うことはできません。また、無理に行う必要もありません。代わりに大きなタスクを論理的に小ステップに分解することで、無理なく目標に向かうことができるようになります。

カエルを選ぶリストを作成する際も、同じようなアプローチをとります。大きな目標を小さな目標に細分化するのです。この方法はタスクを管理しやすくするだけではなく、最終的な目標が達成される時間を現実的に予測する際にも役立ちます。そのため、毎朝カエルを食べながら、満足感を持った状態で特定の長期的目標が最終的に達成されることを知ることができるのです。

 

勢いをつける

「カエルを食べろ!」のメッセージのひとつは、「人生において不快と思うことは誰しも皆やらなくてはいけない」ということです。しかし、それは一夜にしてスイッチを切り替えて取り組まなければいけないという意味ではなく、いくつかの重要なテクニックを活用してカエルは食べることができるのです。

  1. まずその日中や1週間の間等短期的な目標をフォーカスする

  2. 長期的な目標や人生において直接的に関係のない目標がある場合は別にタスクリストを作成する

  3. 上記のデメリットリストで出されたウォームアップ術を検討してみる 例:本命のカエルに取り掛かる前に重要ではあるが、それほど急がない「カエルぽい」タスクに取り掛かってみる

  4. 自身の状態が100パーセントでない場合は、ゆっくりとその日を過ごしたり、数日間休んでみることを考える。ただしカエルの存在は忘れないでください!

 

一昨晩のうちに準備を整える

この作業を食事の準備と考えてください。小さな邪魔がなければ、カエルを食べることはとても簡単になります。ここでは、前日の夕方から夜にかけて、次の日の朝に大きなカエルを食べる準備のためにできることを紹介します:

  • リストを再確認し、並べ替えたのちその日最も重要なカエルの候補を特定しましょう。

  • カエルを選ぶか、カエルの候補に印をつけましょう。

  • 邪魔になりそうなタスクを排除しておきましょう。例:課題内容の再読、コーディングテクニックの再確認など

  • カエルを食べるために必要なものをすべて用意しましょう。例:退勤前に机を片づけるなど

  • 良い睡眠をとりましょう。例:簡単なストレッチを夜に行ったり、スクリーンから離れて本やクロスワードを行うなど

  • 起床時間よりも早起きし、他のタスクを片づけカエルを食べることが成功する準備をしましょう。

 

朝一番でタスクにとりかかる

「カエルを食べろ」のポイントの一つは、コミットメントです。集中力を維持し、出てくるであろう言い訳はすべて無視しましょう。もし、食べようとしていたカエルに手を付けられなかった場合は、躊躇なくほかのカエルへシフトしてください。

 

 

あなたのカエルを知る

このカエルを食べろという時間管理方法があなたの人生において何かしらの変化や、違いを生むかにかかわらず、あなたはすでに人生において重要な道の上を歩いているということを忘れないでください。

また、自身の時間をしっかり意識し、それを最大限に活用する努力をすることは、達成方法にかかわらずとても重要です。全タスクのリストアップや、優先順位をつけて整理することは脳の働きに関係なくプラスの効果をもたらします。

 

 

最後に

今回は時間管理方法の一つである「カエルを食べろ」について翻訳紹介いたしました。

尚、この方法に関しては以前も時間管理方法の紹介をした際に取り上げたトピックではありますが、今回はより詳しく内容を説明しています。
なかなか奇抜なネーミングであるこのテクニックですが、自分に合った時間管理方法を見つけ、実践してみることで業務において自身の生産性をさらに向上させることができます。

タスクをきちんと整理し、生産性をあげて作業に取り組みましょう。

質問等がありましたら、右下のチャットボタンよりお問い合わせください。