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SaaSとは?

IT用語解説シリーズ…前回はIaaSについて説明させて頂きました‼

今回はクラウドサービスの種類の一つ「SaaS」について紹介していきます。

 

目次

  1. SaaSとは?
  2. なぜ今SaaSが注目されているのか?
  3. SaaSの代表例

 

 

SaaSとは?

読み方は「サース」または「サーズ」どちらでも可ですが、一般的に「サース」と読まれることが多いようです。

「SaaS」は「Software as a Service」の頭文字を取った略語です。
Software as a Service」は「サービスとしてのソフトウェア」という意味です。ソフトウェアをパソコンにインストールせずに、インターネットを通して利用できるサービスを指します。

ソフトウェアとは、パソコンやサーバーにインストールすることで利用できるようになるプログラムのことを指します。
従来はD-ROMやDVD-ROMなどのパッケージで提供されるソフトウェアを購入し、それをパソコンにインストールして使っていました。

しかし、SaaSの場合はソフトウェアをインストールをする必要がありません。
ネット上でユーザーのアカウントを取得すればすぐに利用を開始でき、定期的に料金を支払うことで継続的なサービスの利用が可能です。

ソフトウェアを「購入する」のではなく、必要なときにだけ「利用する」のがSaaSの特徴です。

余談ですが、ソフトウェアを含めたデータを提供している側を「サーバー」、利用している側あるいはサービスを受ける側(デバイス)を「クライアント」として区別をするので覚えておきましょう!

 

 

なぜ今SaaSが注目されているのか?

SaaSは国内市場で急成長しています。特に2020年は、新型コロナウイルス感染症の影響によりテレワークが進むなど企業における働き方が大きく変化し、SaaSが注目されています。SaaSを使うことでどんなメリットがあるのでしょうか。

高度な技術を簡単に導入

SaaSを提供している企業の多くは、システム開発に高度な技術を持っています。自社でシステム開発を行うよりも低コストで高い技術を手軽に導入できる点はメリットでしょう。

自動で最新状態にアップデート

最新バージョンへの更新や、セキュリティ対策などはサービスを提供する側が行うので、運用・管理にかかる負担を減らすことができます。

いつでもどこでも利用可能

インターネットにつながる環境さえあればどこでも利用ができます。
パソコンやスマホ等どの端末からでも、同じデータを参照・編集することが可能です。オフィスだけにとどまらず自宅やカフェなど離れた場所でも、社内と同じように業務をこなせるのは魅力です。

 

 

SaaSの代表例

google-workspace-logo (1)

Google社が提供しているクラウドサービス、Google Workspace(旧:G suite)について紹介させて頂きます。

特徴

  • 初期導入・運用コストが軽い

    サーバーのハードウェアなどを用意する必要がないので初期投資が安くなります。運用面においてもサーバーの保守やバージョンアップなどの業務はほぼないので、企業のシステム運用負担を大幅に軽減できます。

  • セキュリティの向上

    一般企業のデータセンターが、Google のデータセンターと同じレベルのセキュリティを保つことは容易ではありません。Google WorkspaceはGoogle 自身が利用する同じインフラストラクチャ*上で運用されている為、Google のセキュリティ基盤の利点をそのまま享受することができます。

    インフラストラクチャ(Infrastructure)は基盤・構造といった意味です。詳しくは「IaaSについて」をご参照下さい。

  • 利便性

    ドキュメントはリアルタイムに複数人で同時編集が可能です。また、チャットをしながら共有ドキュメントを作成するなど、アプリケーション同士の繋がりが深く無駄な時間を削減できます。

製品

  • Gmail

世界最大の利用者数を誇るメールサービスです。
Webブラウザ上で送受信の確認ができ、複数の端末からアクセスが可能です。
メールの基本的な機能はもちろのこと、メールの分類をする為の「ラベル機能」やメールを削除せずに受信BOX内で非表示にする「アーカイブ機能」など多数の機能があります。

  • Googleカレンダー

スケジュール管理ツールです。
他のユーザーとスケジュールを共有したり、重要な予定とそうでない予定を色分けして登録することも可能です。

  • ドライブ

ファイルを安全に保存して、さまざまな端末で開いたり編集したりできます。
共有ドライブに追加されたファイルは、メンバー全員が常に最新のファイルにアクセスでき、同時に編集も可能です。

上記はGoogle Workspaceの製品の一部です。
他にも様々なアプリケーションや機能があります。

 

導入事例(参照

全日本空輸株式会社
同時に一つのスプレッドシートを共有し、チャットしながら同時に作業できるように

ミサワホーム株式会社
Gmailのラベル機能や高度な検索機能で過去のメールを探す手間を短縮

 

 

まとめ

SaaSとは、ソフトウェアをパソコンにインストールせずに、インターネットを通して利用できるサービスのことです。

ご紹介させて頂いたSaaSのサービスはもちろん、他のサービスでも無料で使用できるものが多くありあす。一度無料版でお試しになられてから本格導入するのも良いかもしれません。

SaaSの導入に必要なのはIDとパスワードだけです、日々の業務の効率化や進め方を変えたいと思っている企業様に是非ご活用して頂けたらと思います。