
ツールのコンセプトを理解しよう
こんにちは!
Cloud EngineerのGenです。
ツールを使っている時、「〜ができればもっと便利なんだけどな」なんていう経験はありますよね。ツールの設定でカスタマイズできるものもあれば、コードを変えて表示や動作を変える方もいます。
しかし、好きなようにカスタマイズしすぎてしまうとツール本来の姿をなくしてしまう可能性があります。カスタマイズはユーザー最適化のためには大切ですが、その前にツールのコンセプトを理解することも重要だと思います。
ツールのコンセプトを考えたことはありますか?つまり、ユーザーにどういう風に使ってもらって、どう良くなって欲しいのかみたいなものです。
今回はツールのパフォーマンスを最大化するためのコツをお伝えできればと思います。
コツ1: 今の運用方法を振り返ってみる
もし今使っているツールで不便に思っていたらまず今の運用方法を振り返って見ましょう。
たとえば、
- 権限は適切に割り振られていますか?
もしかしたら権限が偏っていてツールの想定よりも一般ユーザーの権限が足りていないかもしれません。 - 余計な機能を使わないように使用範囲を狭めていませんか?
その機能で解決できるかもしれません。 - 機能を適切に使っていますか?
想定されたものと異なる使い方をしているかもしれません。
運用の仕方次第でツールのパフォーマンスが向上する可能性もあります。
コツ2: なぜそのツールを選んだのかを考えてみる
ツール選定の際、何をもってそのツールにしたのでしょうか?
価格はもちろんサイトページでのメッセージや機能の説明に惹かれたかもしれません。果たして今、そのメッセージを理解できていますか?
ツールを入れる際は、「今の働き方を変えたい」「より良い働き方をしたい」「余計な作業に工数を割きたくない」と考えているかもしれません。
ツールの製作者には届けたい価値がありそれを作っているはずです。その価値をきちんと理解しないと従来の働き方に当てはめてツールを使ってしまいます。
それではツールが変わっただけで、何も変わらずにただ慣れない操作で不便に思ってしまったり、むしろコストがかかってしまうかもしれません。
ツールのコンセプトや価値に一度耳を傾けてみてはいかがでしょうか。
コツ3: その情報は「特定の人以外に見せちゃいけない」のか、それとも「見せたくない」だけなのか?
よく、「この情報を見えなくして欲しい」と言った要望があったりしますが本当にその情報は見せてはいけないものでしょうか?もしかしたら共有すべき情報かもしれないです。
「見えてはいけない」「見えない方がいいと思う」という、「事実と意見」は明確に分けましょう。
「部署内の情報だから他部署に見えないように」。こういった考えが部署間の情報連携を弱くし、サイロ化につながってしまうのだと思います。
まとめ
ツールの機能には「意味」があると思います。その意味を理解することでパフォーマンスは最大化されるのではないでしょうか?もし不便に感じているのであれば、一旦立ち止まって今の使い方を振り返って見ましょう。もしかしたら運用で改善できることがあるかもしれません。
今回はこんな感じで!
それでは!