
Miroは簡単かつ、効率的に意見やアイデアを交換・共有できるコラボレーションツールの一つです。前回紹介したオンラインブレストでのアイデア出しの他、オンボーディングトレーニングやレトロスペクティブでの活用等、Miroは様々な用途に合わせて活用できます。今回のブログでは、そんな機能が充実したMiroの魅力を更に伝えるべく...
毎回の会議、「中々新しいアイデアが出ず会議が煮詰まる事が多い」「企画に新鮮さがない」と感じている方、またリモートワークが進む中で「チーム内コミュニケーションが前より衰えている気がする」「この認識でいいんだろうか」等、仕事に対して不安や悩みを持つ方が多くいらっしゃるのではないかと思います。今回はそんなお悩みや不安を少しでも解決する事間違いなしな万能ツール、「Miro」を使ったオンラインブレインストーミングについて紹介したいと思います。
目次
ブレインストーミングとは、1950年頃に誕生した複数人・チームで行う会議手法(出典:Your Creative Power,Applied Imagination By Alex F. Osborn)です。日本語では、「BS法」や「ブレスト」等とも呼ばれる事があり、誰しもが1度は行ったことがあるアイデア発想方法・問題解決方法かと思います。
ブレインストーミング(以下ブレスト)を活用することで、個人だけでは浮かばなかった新しいアイデアの発見や提案が出来る他、問題の細分化や共通目的の再確認を可能にします。更に、互いに刺激を与えあう事でクリエイティブな発想やチームとしての団結力が上がったりといった効果も期待できます。抱えている問題が大きすぎてアプローチ方法に悩んでいる時や、アイデアの幅が狭まり会議が煮詰まっている時、共通目標や目的を再共有したい時等は、ブレストを取り入れると効率的に事態を好転させることができるかもしれません。
そのブレストのやり方あってますか?
上記で説明したように、ブレストで期待される効果は今後のチームや部署、会社の成長に欠かせないものであると思います。しかしながら、ブレストはやり方を間違えてしまうと成長どころかチームがバラバラになってしまったり、企画が迷走してしまったりと逆効果をもたらすことがあります。正しく行うためには下記の4つのポイントをしっかり押さえることが重要です。
・アイデアの批判や判断はNG
たくさんのアイデアを集める事がブレスト本来の目的です。最終的に意見をまとめ決断をする作業はブレスト終了後に実施しますので、ルールを混同しないよう明確に線引きしましょう。また、意見の批判はメンバーのやる気阻害や委縮の原因になり、自由な発想の妨げになる可能性が有るため注意し様々な意見を受入れていきましょう。
・アイデアは質より量を重視、時には組合せてみる
より良いアイデアを作り出していくためには、これまでのアイデアを組合せ1つのアイデアからどんどん派生させる必要があります。これを可能にする為に、どんなアイデアも歓迎するスタンスを持ち、「質より量」を意識してどんどん発言しましょう。実現不可能なアイデアとしてもその意見から別のアイデアに発展し、クリエイティブな発想が生まれる可能性がありますので発言していきましょう。
・制限時間を守る
ブレストを行う際に「制限時間」を設ける事はとても重要になります。ブレストを行うにあたり基本と思われる方もいらっしゃると思います。しかしながら、実際は「制限時間」を設ける事を忘れてしまったり、疎かにしている場合が多く結果ブレストをうまく活用できていないケースが多く存在しています。制限時間を設け遵守することでメリハリのある環境が生まれ、よりよいアイデアを生む手助けになります。
・たくさんの人を参加させすぎない
ブレスト参加人数は、多すぎても少なすぎても「発言の積極性」を欠いてしまう為、参加人数は4人~7人が良いとされています。また参加メンバーを構成する際はムードメーカー的存在に当たる方や他部署の方に参加をしてもらう等色々な年代・性別の方とブレストを行うとより実りの多いブレストができます。
オンラインブレストには紙やペンがいらない!
今わたしがパッと思いつくだけでも5点と、ブレストって行う前の準備が多く面倒と感じませんか? (少なくとも私はとても面倒だな…と個人的に感じてしまいました。)また、リモートワーク化が進む中で会議室等のスペースを確保してわざわざ集まって会議やブレスト…というのは非現実的且つ、非効率的ではないでしょうか?
オンラインブレストなら、別々の場所から参加が可能な上に上記で述べた備品の準備なくブレストが行えちゃいます!
必要なのはパソコンやタブレットだけ? オンラインブレストのメリット
上記で説明したように基本的にオンラインブレストに必要なのは、ブレストを行うのに使用するパソコンやタブレットとインターネット、オンラインアプリケーション(以下オンラインアプリ)のみです。また、ここで私の指しているオンラインアプリとは、この後に詳しく説明・紹介をする「Miro」等、オンラインホワイトボード型アプリになります。
このオンラインホワイトボード型アプリは、名前の通り「ホワイトボード」として使用でき、ポストイット機能等も使うことが出来るので、一切の備品準備の手間が省けます。また、インターネットを通じてアクセスができますので会議室などの場所の確保も不要です。
上記で簡単に説明した通り、オンライン上でブレストをするためにはオンラインホワイトボード型アプリの使用が1番効率的です。その中でも弊社では「Miro」をダントツでお勧めしています。
理由は、Miroの使いやすさ!
Miroにはオンラインブレストにぴったりなブレスト専用テンプレートやタイマー機能等があります。このブレスト専用のテンプレを使用すれば、どんな場合でも統一されたフォーマットで見やすく、きれいに仕上げることが可能になります。後で見かえしたい時もフォーマットが整っていれば楽ですよね♪ また、タイマー機能もあり画面上で時間の把握が出来る為緊張感をもってブレストを進めることが可能です。
1つのボードをブレスト専用にして参加者一斉集合!
リモートワーク化が進み、既にオンライン上で互いの動き・作業が見える環境の配備をした企業やチーム・部署は多いかもしれません。しかし「リアルタイムでアイデアや意見交換が中々出来ていない」また、「この認識でいいんだろうか?」等、作業内容やその目的までリモートで完璧に把握することって難しいことではないでしょうか。
Miroを使ったオンラインブレストでは、効率的に「リアルタイム」で企画案件本来の趣旨や目的、またチームの最終目標等を互いにフォローし合いながら再確認が出来ます。また、その目標に対して誰がどう考えているのかが見えることで互いに刺激を与えることが出来る他、共同作業により認識のズレを生む事を防ぐことが出来ます。また、頻繫にブレストを行う事で、自然に短期間で質の高いアイデアの発想が可能になり、チーム全体の結束力の強化はもちろん個人のスキルアップが期待できます。
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こんにちは、プロセスコンサルタントのYoshiyaです。
私は、プロセス改善の改善手法としては個別のインタビューも時に使いますが、作業効率・スピード・共通認識を早期に掴み方向感を間違わないため課題・問題抽出は関係者によるワークショップを最初に行います。
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