
INNOOVでは、先月末からセールスリードの募集を開始しました。営業職というと、働き詰めで多忙なイメージがありますが、本募集枠は時短勤務もリモート勤務もOK。さらには、嬉しいインセンティブ制度もあります。働き方をチョイスし、普段の生活をしながらもキャリアに向かって頑張る人を応援すべく、このような枠での募集を始めました。
INNOOVでは、現在学生インターンの募集をしています。今年は少しチャレンジングな条件となっていますが、「挑戦したい」という学生が昨年より増えてきています。
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働き方をチョイスし、キャリアに向かって頑張る人を応援すべく始めた公開社内インタビュー、第2回目はがっきーさんこと稲垣 実優さんです。オランダで暮らしながら学業とインターンを両立しているがっきーさんに、お話を聞いてみました!
Miyu Inagaki|Content Writer, Market Researcher & Strategic Analyst
オランダ在住の大学生。主に海外での経験、情報についてやSaaS製品についてのブログの執筆を担当。最近は社内で勉強の進め方の相談に乗ったりすることも。任天堂のゲームとハロプロと食べることが好き。「水滴石を穿つ」紆余曲折あれど根気強く最後までやり抜くことを大切にしています。
※本インタビューは2022年8月に実施したものです。
目次
– オランダに行こうと思ったきっかけは何でしたか?
中学生のときからずっと海外に行きたいと思っていて、1年間留学できる大学をずっと目指していました。高校で文理選択をするときに海外に行くことを考えていなく、文系でないと英語はできないだろうなと思い文系を選びました。最初は日本の大学に行こうと思っていて受かったところもあったのですが、そこは半年しか留学に行けずしかもアメリカ1択で。
その当時ちょうど2017-2018年でトランプさんが大統領だったんですね。元々アメリカは移住に厳しいのに外国人として住むのはちょっとなと思い、海外で働くことも視野に入れたかったのでさらに厳しくなりました。英語圏であるイギリスやオーストラリアも予算の関係でやめました。英語で質の良い教育を受けられて、もし日本に帰国して就職する場合も名前が通用する大学と総合的に考えた結果、オランダのアムステルダム大学に決めました。ちょうどこの夏に卒業しました。
高校卒業後に自力で留学することも考えたんですけど、英語力がなくて挫折するんじゃないかと思ったので、留学準備学校NICで変換教育を1年間受けました。もし海外へ行くとなるとクリティカルシンキングであったり、アクティブに授業に参加して質問をいっぱいできるようになったりしないといけないと思ったからです。そこでユニークで積極的な方とたくさん出会いました。
– 留学準備学校では、どのような授業を受けていましたか?
まず英語の能力試験を受け、その結果をもとに5クラスぐらいに分かれ、ライティング・リーディングのクラスと、スピーキング・リスニングのクラスの2つにわかれます。前者では、アカデミックライティングやサイテーション(引用)のやり方を勉強し、後者ではプレゼンテーションやリスニングのスキルを磨きます。アメリカに行く場合はTOEFLを目指し、ヨーロッパに進学するならばIELTSの対策もします。試験の対策をするというよりかは、現地のコミュニティカレッジやファンデーションコースに行ったときに困らない英語力をつけて、授業のスタイルに慣れている状態を作るのがゴールだったのかなと思います。
NICでの卒業スピーチ
– 次にINNOOVでインターンをする前は、アルバイトやインターンをしていましたか?
アルバイトは高校卒業後に京セラドームで売り子をしていました。留学準備学校での勉強が忙しくて睡眠時間をガンガン削られていくので、フレキシビリティがあって週1回でも週0回でもできるバイトをしていました。土曜日など野球の試合がある日に行ってましたね。
– そっか、NICと両立しながらアルバイトしていたんですね。
そうですね。その後USJのアトラクションで4ヶ月間働いて、また帰国後に同じくUSJの年間パスセンターで2ヶ月働きました。あとはクリスマス休みで抽選会等でもバイトしました。人と関わるバイトを選んでいた気がします。
(記事には載せられませんが、USJ時代の写真を特別に見せてくれました笑)
元々ここINNOOVで雇っていただく前にオランダのあるスーパーで採用が決まっていたんですけど、情報共有がされておらずたらい回しにされ、結局なしになりました。オランダで外国人の学生が働くにはワークパーミットが必要でその獲得に5週間かかるので早めに手続きしてくださいねと言っていたのですが、ヨーロッパ以外の人を雇ったことがなかったみたいで全然そんなこと知らんみたいな感じで。逆にそれがご縁となって今ここにいます。
– バイトやインターンでは販売職が多かったですが、そこからコンサルティングやITを選んだのはなぜですか?
ITとかコンサルに興味があったというよりは、この人たちを助けられるかもしれないという思いが強かったので、特にITに拘りがあったわけではないです。私は人と関わることや人助けが好きで販売職を選んでいたのですが、当時はもうオランダで働くの嫌だって思っていたんですね。でもリモートなら日本の企業でも働けるんじゃないかと思ってLinkedinを見ていたら、英語を話せる人が求められているとあって。日本人って自信を持って英語できますって言う人があまりいないと思うんですね。だから助けになれるんじゃないかと思って、それが一番の動機だったと思います。
同時にINNOOVにフィットするなとも思いました。Linkedinで募集に関してメッセージで質問したとき、塚本さんからのレスポンスが早くて、このスピード感なら絶対やっていけると思えました。返事が全然来ないことが多かったのですぐに「ありがとうございます!大丈夫です!」と返事が来て、このスピードで何かが求められてるなら自分が役に立てるかもしれない、そのときに自分を必要としてくれて大事にしてくれるんじゃないかなという風に思いましたね。
たくさんオンボーディングで助けていただき、知らないからこそ新しい気づきができる、そういうのをいっぱい伝えてほしいと言われ、嬉しいと思いました。何も分からない私にもできることがあって、それをしかも「ふーん」で済ますのでなくて「そうなんだ!」ってしっかり受け取ってもらえて、納得して終わるんじゃなくてそれを次に繋げようとしてくださるのが目に見えたので、すごく嬉しかったですね。
– がっきーさんからメッセージが来たとき、社内で「え日本じゃない?!オランダから連絡がきたよ!?」と社内で盛り上がりました笑
そうなんですね、初めて聞きました笑
– そういえば最近うちのインターンとは別に、オランダでもインターンをしていましたね。
オランダでのインターンは丸5ヶ月、主にコーポレートファイナンス関連です。Health Techのベンチャービルダーで、仕事内容はリサーチをして投資の見込みを考えることでした。メディカル系の知見があるチームが新しい技術を探し、ファイナンスチームがどれぐらいの投資を見込めるか、どれぐらいの規模のバリュエーションになりそうか等を見て、カテゴリーに分けて提出します。あとはリクルートメントチームがCEOを雇って、ビジネスの投資をしてもらうためにP&L (Profit and loss) 利益とロスがどれぐらいになりそうかの予測をする仕事の手伝いをしたりとか、マーケットリサーチの手伝いもしました。例えばスタートアップで会社の価値がまだわからない場合に、似たカテゴリーの競合が今までどんな成長をしてきたかの情報をデータベースから引っ張ってくる仕事もやっていました。
– 現在、どのような業務をしていますか?
1つは英語の個人コーチングみたいな感じですかね。今のところ1人だけなので、時間を割いてその人に向けたプログラムを練っています。もしこれが成功したら一般化して汎用性のあるものにできたらいいのかなとは思いつつも、今のところはその人の英語力向上にフォーカスをしています。
あとはブログの執筆です。主に海外からネタを引っ張ってきたりとか、こういうのを書いてくださいというのをやったり、あとはリサーチ系で調べてください、とかですね。
– 決まった業務というよりかはその都度、例えば最近ここで悩んでいることだったり、社内の改善したいことだったりを、がっきーさんにはたくさん手伝ってもらっていますね。主要メンバーだけで悩みを話していてもずっと同じ話がループしてしまうので、これ実はとても助かっています。新しい視点で意見をくれたり、調べたことをまとめてきてくれたり。私の個人的な見解だけど、がっきーさんサマリーが上手。読んでいてとても分かりやすいです。
ありがとうございます笑
– がっきーさんにとってITは遠い存在だったと思うのですが、イメージは変わりましたか?
あまり先入観を持っていなかったかもしれないです。でも思ったより堅苦しくはなかったというか、おいでよって言ってくれるこの気軽さ。帰ってきてもおいでよっていう、その気軽さみたいなのは予想外ではあったかもしれないです。ITとかコンサルティングは難しそうと思っていたのですが、そこを噛み砕いてくれるので私にとって入りやすい環境であるのは確かです。
– インターンの業務は、普段どのように取り組んでいますか?
例えば午前中に授業があって、真ん中空いて午後また授業があるときで予習が既に終わっていたらその空いた時間にブログを一章だけ書くとか、気が向いたとき、今できる!!みたいなときにやっていますかね。
– さらさんと一緒ですね、同じようなことを言っていました笑
– 難しいアサインもたまにしていますが、分からないなと思ったときに何か工夫していることはありますか?
自分の頭の中をできるだけ整理します。自分が受け取った情報で処理して、その処理した状態を一旦可視化してみる。書き出したりとかMiroに書いてみたりとか、自分がどこまで把握しているかをまず把握するようにはしているかもしれないです。あとはシェアできない詳細な情報を伏せて、ざっくりとした内容で全然この業界に関係ない人にポンって投げてみてどう思うかを聞いています。そのざっくりした考えから、どこをもっと詳細化できるかのアイディアをもらって参考にしています。
– 全然ITと関係ない人に見せるんだね。
例えばリサーチした内容をもとにしてブログを書いたとき、まとまっていないなと思ったらそこだけピックアップして「こういう考え方があるんだけど、あなたはどう思いますか?」「これどんなときに使うと思いますか?」と全然違う畑の人に投げてみて、質問をします。それに対して絶対答えが返ってくるじゃないですか。向こうもわからないから自分に質問してくるじゃないですか。
自分の中でここ分かっていないな、ここは分かったなって。新しい疑問ができたな、ここはこういう解釈ができるんじゃないかとか、何かしら掘り下げられる。知らない人だからこそ、自分の分かっていなかったところを掘り下げられます。
– そうだったんだね、すごい大事なことだね。
卒論のときも同じようにしました。他の畑の人に投げるとすっきりします。分からないままでは話が進まないので、何かしら聞いてもらってそこからさらに質問をしたりしています。
– これオンボーディングに入れようかな笑
友達に聞く、家族に聞くみたいな笑
– リモートワークに戸惑いはありましたか?
全然なかったです。大学の授業が既にオンラインでした。でもビビリなので最初はJiraのカンバンのページに戻れなくなるかもしれないと思い、タブを固定にして開いたままにしていました笑。慣れるまで人なりに時間はかかりましたけど、戸惑いはなかったですね。週1回フォローアップしてもらえて、分からないことがあったらすぐ聞いていいよって。「聞いていいよ」だけだと実際聞けないと思うんですよ。でもその機会を定期的に設けてもらえてるから、ここで聞こうという前もって準備できるので、とても助かりました。
– この話、初めて聞きました笑
恥ずかしいから言わないですよね。タブをずっと開いていますなんて笑
– Jiraのページを1週間固定したままにするほど心配だった、それなのに今ここにいるってすごいですね。
どれがどのページに飛ぶのかを確認して、慣れてからやっと閉じれるようになりました笑 検索の仕方もオンボーディングを通して学び、その後実際にやっていました。
– モチベーション維持のために、工夫していることはありますか?
集中スペースを作りました。オランダの企業でのインターンを始めたとき、リモートワーク用の経費をいただき、そのときにデスクを買ったんですよ。それを食事用のテーブルとは別にして、そこに高林さんからいただいたセカンドモニターとキーボードを置き、もうそこに座ったら仕事か勉強しかできませんみたいな状況を作っていました。やる気があまり出ないときでも、そこに座ってしまえば自動的にスイッチが入るというか、何かしら有意義なことをやらないといけない空間を作るようにしています。
オランダの自分の家がワンルームで、ベッドがすぐそこにあるから横になってしまいそうになるのですが、別のデスクを作ることでそこに座ったら何かするというルーティンが作れたので、そこから集中がしやすくなった気がしますね。
椅子も用途別で使い分けをしました。元々ゲーミングチェアを勉強にも食事にも使っていたのですが、それを仕事専用にしてご飯を食べるときは駄目にならない硬めの椅子に座っています。あっちの方が座り心地はいいな、もう何かしらやっちゃおうとなるよう、導線を作りました。
– INNOOVに入ってよかったと思うポイントはありますか?
素人だからこそ新しい視点で見れるからと意見を聞いてくれるところです。意見をシェアして見当違いなことを言っても笑われないし、自分を大事にしてもらっている感覚があるのが一番いいですね。
違うだろみたいなことを言われないというか、思っていてもリプレースしてくれるというか笑 そういう言葉だけの「意見をシェアしていいんだよ」じゃなくて体制からそういう文化ができているのでそれが一番ですかね。
学業を優先してくださいって、すぐ言われるじゃないですか笑 もうすぐ試験だから忙しいですかみたいな。他の会社だったら多分学生をそこまで気にしないと思うんですけど、「どうぞどうぞ学業を優先して下さい」みたいな。とても助かっています。
– 最後に今後挑戦したいことや、やってみたいこととは?
英語の教育がうまくいったら英語は一般化したいし、オンボーディング等でお手伝いできることがあれば。教えるのが元々小さい頃から好きで、教えるの上手だねと言われて育ってきたので、そこは何かでお手伝いできるんじゃないかと思っています。そういうことに挑戦していきたいですかね。
– 他に何か言い残したことありますか?
いつもありがとうございます笑 すごく温かく迎えていただいて。
– 嬉しすぎる!
私こそ嬉しいんですよ、私の価値を見出そうとしてくれるので、もし採用のコンテンツに載るのであれば、そういう会社ですよって私からプッシュしたいです。
パワフルで常に積極的に取り組んでくれていたがっきーさんは、この12月でINNOOVを卒業します。次回は卒業ブログを投稿予定です。
また、インターン募集に関して質問等がありましたら、右下のチャットボタンよりお気軽にお問い合わせください。
【学生インターン】営業枠
メーカー営業やSaaS営業コンサルを目指す大学1,2年生募集!
【学生インターン】Sales Engineer枠
SaaSコンサルやセールスエンジニアを目指す大学1,2年生募集!
INNOOVでは、先月末からセールスリードの募集を開始しました。営業職というと、働き詰めで多忙なイメージがありますが、本募集枠は時短勤務もリモート勤務もOK。さらには、嬉しいインセンティブ制度もあります。働き方をチョイスし、普段の生活をしながらもキャリアに向かって頑張る人を応援すべく、このような枠での募集を始めました。
皆さんお久しぶりです!
Cloud Engineer のGenです。
先週はがっつり勉強させていただきました。
実は私、TDCソフト株式会社さんとScaled Agile, Inc.さんによるトレーニングコース「Implementing SAFe®」に参加させていただいておりました。
このコースは5日間あり、SAFe®(Scaled...