
HubSpotのイベント『INBOUND』にて、HubSpotのCEOであるYamniさんは「繋がり」が弱まっていることを現在のビジネス課題として挙げていました。このイベントに関するレポートは既に数多くのメディアからリリースされ、今世界中の企業がこの繋がりを改めて考えています。
Asukaです!9月7日(水)〜9日(金)に開催されたHubSpotの年次イベント『INBOUND』に参加すべく、アメリカにやって来ました!ボストン・コンベンション&エキシビジョンセンター(BCEC)でイベントは実施され、連日多数のセッションが行われていました。今年はオンラインも含めると5万人以上の参加者がいたそうです。
実はボストンの隣町であるケンブリッジには、HubSpot本社のオフィスがあります。ちょうどこのイベントと並行して日本のHubSpotパートナーさん向けにオフィスツアーを開催してくださるとのことだったので、そちらにも参加してきました!
(HubSpotパートナー活動は、2023年3月をもって活動停止しました)
メインオフィスの外観
HubSpot社は、2022年Glassdoor Employees' Choice AwardのBEST PLACES TO WORK「最も働きがいのある会社」で第2位に選ばれ、「人々が最高の仕事ができる会社を作りたい」という考えのもと、文化をさらに拡大するための様々な取り組みをしています。
従業員の働きやすさを作っている要因は何なのか?従業員にとってオフィスはどんな場所となっているのか?実際のオフィスの写真と共に見てみましょう。
受付の奥にある壁
目次
ソーシャルディスタンスの見える化
まずオフィスの受付に行くと、ソーシャルディスタンシング・リストバンドが置いてありました。このリストバンドを身につけることによって、「どのくらいソーシャルディスタンスをしたいか」の意思表示をすることができます。下記のように、リストバンドの色ごとで意味が異なります。
赤…6フィート(約182cm)離れて挨拶してください
黄…肘までの距離ならOK
緑…握手もハイタッチもOK!
この日は緑のリストバンドケースが空っぽでした。
コロナ解禁ムードのアメリカでさえ、このような配慮がされていることに驚きました。これならお互い気兼ねなくコミュニケーションができますね。
その日のワークスタイルを選んで仕事をする
オフィスへ出社する目的は人それぞれ。HubSpotのオフィスでは、各従業員がどれくらい人と関わりたいのかに応じた場所の設計がされています。例えば、軽食を食べながらミーティングしたいのであればお菓子コーナーがすぐ近くにあるボックス席、プライベートでじっくり集中をしたい人用の部屋、誰かと話したい訳ではないけど誰かの側で作業がしたい人のためのスペース等、それぞれの仕事の仕方に合った場所を選ぶことができます。
また、同じコンセプトの部屋でも少しずつデザインを変えているそうです。
ちなみに軽食はチョコやキャンディーだけでなく、ベーグル・シリアル・フルーツ等、お腹を満たすものもしっかり置いてありました。飲み物もスムージー屋さん、カフェ(目の前でコーヒーを淹れてくれる)、ビールサーバーなど実に豊富。日本のファミレスによくあるドリンクバーの機械のようなものもありました。非接触型でQRコードを読み取ると注文ができます。
ときには非日常に身を置く
2つ目は、メディテーション(瞑想)ルームです。ガイドさん曰く、コロナ禍前はとても人気のある部屋だったようです。パソコンで疲れた目を休めるのにぴったり。
他にもサファリルーム、卓球台が置かれている部屋、大きめのキッチン、ジム等がありました。今日はどの部屋に行こうかななんて悩むのも、また楽しそうですね。
働くママを元気付ける言葉
先ほど紹介したお母さんのためのスイートルーム、実は入口のドアにこんな名言が書かれています。
Having a child is like duplicating your soul. Whenever they cry or laugh with them as they bring purpose to your life. - Maria Iria -
「子どもを持つことは、心がもう一つ複製されるかのようです。子どもが泣くときや笑うときはいつだって、あなたの人生に目的を与えてくれるかのようでしょう。」
これはガイドさんの奥さんが残した言葉だそうです。各部屋や廊下にも実際にここで働くお母さまたちが残したメッセージが書かれています。有名人でなく、実際にここで働く人の言葉を使うことで、未来のお母さんたちも安心して使える場としてあり続けることができるのだなと思いました。
やる気が出る言葉
HubSpotの未来を表現するエリアと言われる入り口に、こんなネオンサインがあります。
If you want to go far, go together
「遠くを目指すなら、一緒に行こうよ」
会社に歓迎されていると感じると同時に、一緒に頑張ろうという向上心も掻き立てられる、シンプルでいい言葉です。個人的にはこの言葉がとても好きです。
このように、至るところに前向きになれる言葉が散りばめられています。仕事をしていると壁にぶつかることもありますが、この言葉を見たら乗り越えられそうですね。
約1時間にわたるオフィスツアーに参加し、会社のみんなを巻き込む設計が働きやすさを作っていることを肌で感じました。今後のHubSpotのプロダクトの成長、そして会社としての成長が非常に楽しみです!
実は最近、弊社内で「働きがいのある会社」にランクインすることを目指そうという話が出ています。ツアーの最中にTOP PLACES TO WORK, BEST PLACE TO WORKに表彰されたトロフィーを見て、うちもいつかこれを手にしたいなと思いました。そのためにやらなければならないことはまだまだたくさんありますが、居心地良く働くための企業文化を作るために小さな改善を続けていきたいです!
HubSpotのイベント『INBOUND』にて、HubSpotのCEOであるYamniさんは「繋がり」が弱まっていることを現在のビジネス課題として挙げていました。このイベントに関するレポートは既に数多くのメディアからリリースされ、今世界中の企業がこの繋がりを改めて考えています。