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がっきーの卒業ブログ

この度、学業や円安などいろいろな理由が重なり、INNOOVを卒業することになりました、がっきーです。今回は、今までの集大成として、入社直後から学んできたことや、自分の中で変わった物事に対する考え方、これから探す就職先に望むことなどをシェアします。

 

目次

  1. 働き始めた頃

  2. INNOOVで学んだこと

  3. 将来働きたい環境

 

 

働き始めた頃

ツールの使い方もわからないところからのスタート

私はエンジニアとして入社したわけではないので、Atlassianの存在もITコンサルという職業のこともINNOOVを志望した段階で知りました。私はもともとテクニカルなところに関わらない予定だったとはいえ、本当にツールのことを全く知らない状態で入社しました。最初はJiraやConfluence、Hubspotなどの使い方がわからず、逐一メモを取っていたにも拘らず、使うページに自力で辿り着けないのではないかと不安になって、しばらくの間は全ての必要なページのタブを開けたままにしていました。笑 今思えばわからなくなったら聞けばいいのになと思うのですが、その頃は社員の皆さんにどの程度質問していいのかわからず、ビビってしまっていました。「こんなことすらできないのか」と思われたくなかったのだと思います。

後々AtlassianのことやINNOOVのこと、企業として何を大事にしているかを学んだ後はそんな不安は無くなりました。彼らが「心理的安全性」を大事にしていると学んだからです。心理的に安全な環境では、仕事に対する指摘はしても、個人に対する糾弾をすることはありません。実際、どんな質問をしてもバカにされたことはありません。心理的安全性のことを学び、肌で感じたことで、安心して質問をしたり、できないことを正直にできないと言ったりできるようになりました。

私が貢献できること?

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経済学部に在籍していてアジャイルなんて言葉すら知らなかった私なので、具体的に自分がどうINNOOVに貢献できるかは手探りで進んでいきました。ACP-600という資格に向けて勉強してみて「自分には向いていない」と思ったらSAFe SAの勉強にシフトしてみたり、海外にいる自分だからこそ書けるブログを書いてみたり。SaaS製品に関する記事を書くこともありましたが、それよりは海外での経験や、マインドセットに関して書いていました。自分に向いていることを模索している時、「こんなブログを書いてみたい」と提案するといつも肯定から入ってくれて、社員さん達も「こんなことを頼みたいけど、どう?」と聞いてくれたので「私に向いていることや、私がやりたいことを尊重してくれる」と感じました。入社からちょうど2年経った今は、自分のやりたいこともなんとなくわかるようになってきましたし、少し違う人間になったと思います。

 

 

INNOOVで学んだこと

アジャイル、そしてその先

とにかく一番学んだことはアジャイルについてだと思います。オンボーディングの時に初めてその言葉を耳にして以来、アジャイルについては常にアンテナを張っていたと思います。もちろんAtlassian製品についてやSaaSについても学びましたが、もし仮に私が働いていたのがSIer*だったとしたら製品の情報だけ学ぶであろうところをINNOOVでは、なぜ伴走でSaaS製品の導入をサポートするのか、なぜ継続的な支援が必要なのか、抜本的な改革が必要な時はどんな時なのか…直接お客さまと関わることはなくとも、たくさん吸収することができました(詳しくはこちら、もしくは右下のチャットボタンよりお問い合せください)。加えて、アジャイルだけでなく、Adaptive mindsetや心理的安全性などについてを学ぶことができました。ファイナンスを勉強する私が知らなかった分野や業種、マインドセットに触れることができました。

SAFe® 5 Agilist (SA)

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私がINNOOVで働いていた中での一番大きなマイルストーンはSAFe® 5 Agilist (SA) の取得だと思います。端的に言うと、SAFe® 5 Agilist (SA) に向けて勉強することで、アジャイルのコンセプトとベストプラクティスについて深く学ぶことができました。これのおかげで海外インターンをしたときに現実とベストプラクティスの乖離を目の当たりにし、ペインを感じ、ブログシリーズ(第一回はこちら)として消化することができました。アジャイルのことを知らずにインターンをしていたら、おそらく何の疑問もなく働いていたことでしょう。実際、「コンサル一年目が学ぶこと」というコンサル界ではバイブル的な存在の本を懐疑的に読むことができたのも、いつか万が一自分がブラック企業やブラック上司に当たってしまっても「おかしい」と気付ける自信がついたのも、アジャイルやそれに関連するマインドセットについて学び、INNOOVでそれがどう生かされているのかを目にしていたからだと思います。

*SIer(エスアイアー): システムインテグレーターの略。システム開発や運用などを請け負う。

 

 

将来働きたい環境

アジャイル必須

前述の通り、私はアジャイルではない企業で5ヶ月間(ほぼ)フルタイムでインターンをして、たくさんのペインを経験しました。しかもその企業はThe lean startupという有名な本を社員に配っていたので、リーンやアジャイルについての理解がないわけではなかったのです。それでもブログシリーズが書けてしまうほどのペインを経験したので、できるだけアジャイルに理解のある環境で働きたいなと思っています。一度アジャイルな働き方に慣れてしまうとそれ以外が窮屈に感じてしまう気がしますし、この「ペインを感じられる」というスキルを失いたくはありません。今ゆっくりと将来の就職先を探し始めていますが、Atlassian製品(特にJiraとConfluence)を使っているかをLinkedInの求人からこっそチェックしています。笑

でもやっぱりファイナンス

現在私はQuantitative Finance(数量ファイナンス?)を勉強中です。おそらくFinancial engineeringやプログラミングなどの、いわゆる「理系」とファイナンスの間のエリアで働くことになると思いますが、最初のうちは経験を積むことが一番大事だと思うので、ファイナンスに携われる業種なら割とオープンです。細かな業種へのこだわりよりはむしろアジャイルのことや労働環境、企業としてのESGに対する考え方などを重視したいと考えています。

 

 

最後に一言

love
今までいろいろな場所で働いてきましたが、ここまで同僚の愛を感じながら働けたのは初めてでした。以前働いていた場所では、ただの一馬力、ただの駒でしかなかったですが、INNOOVで働いて、初めて数字ではなく「個人」として扱ってもらえました。「私」のやりたいことや勉学を優先させてもらえて、オランダ在住の私が日本に帰国した際には東京に呼んでもらえて、卒業を決めた時もポジティブに送り出してもらえて…数えればキリがないほど良くしていただきました。とてもありがたかったです。

INNOOVで初めて私は信頼できる家族以外の大人に出会いました。これからINNOOVで働きたいと考えている方がいらっしゃれば、安心して入っていただけると思います。

 

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