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蔓延する新型コロナウイルスとその向き合い方の違い【INNOOV海外部】

2019年12月初旬に中国で一例目が発見されてから数ヶ月でパンデミックと言われる世界的な流行となり、現在も流行し続けているコロナウイルス。現在ドイツでは(ステルス)オミクロン株が流行中ではあるものの、2年前に行ったロックダウンほど厳しい政策は行っておらず、ワクチン接種も進んでいることからwithコロナ生活がどんどん進んでいるように思います。

今回はwithコロナ生活を送る中で、私が感じたドイツと日本の予防意識の違い、政策の違い等をご紹介していきたいと思います。

目次

  1. コロナウイルスに対しての予防意識の違いはある?

  2. 2Gプラスルール適用中のベルリン。街の様子は?

  3. コロナに感染してしまったら?

 

 

コロナウイルスに対しての予防意識の違いはある?

コロナウイルスが流行する前のベルリンを振り返る

2019年12月頃にコロナウイルスが流行する前のベルリンの様子を軽く振り返ってみようと思います。まずドイツに限った話ではないのですが、こちらでは

マスクを付けている人=とんでもない病気を持っている人 

という考えが「普通」でした。その為、マスクをしているととても嫌な顔をされたり、避けられたりしました。。ちなみにドイツではないですが、以前ハンガリーで1度化粧が面倒でマスクつけて外に出たらすごい嫌な顔され、家から出ないで救急車呼べ!!と言われたことが経験上あります (懐かしい…:sweat_smile: :sweat_smile: )

また、ドイツでは風邪で調子が少しでもわるいと風邪休暇をとり、とにかくハーブティーやハーブキャンディーを多用して、寝る(家にいる)のが一般的です。日本人のように最大級に悪くなるまで粘って仕事する!なんてことはありません。(2日以上休みが必要な場合は医者の診断書が必要)

そしてドイツはジェネリック医薬品がメインで薬が安いのですが、風邪をひくと薬ではなく「ハーブ」の何かを進められることが多いのも特徴なのかな?と思います。

現在のベルリンの様子は…?

masks (1)

まず現在では、Alwaysマスク!の方をちらほら見かけるまでにマスク着用は広がっています。中には、「いつのマスク???」と言わんばかりのしわしわマスクを付ける方や、ルール上禁止されているマスクを着用して交通機関等を利用している方、鼻マスクもいます。ですが、マスク=とんでもない病気を持っている人という考えは変わったように思います。また、以前は入手が困難であったマスクも薬局、ドラッグストアの他、スーパーマーケットやキオスク等でも購入が可能になりました!色も赤や緑、ピンクに黄色等カラフルなものや、千鳥模様等の模様付きのマスクも売っており、My Colorマスクを着けている方もいるようです♪

ちなみに先ほど規定外マスクを着用しての公共交通機関利用をしている方に触れましたが、ドイツでは現在、タクシーを含む公共交通機関を利用したい場合は、3Gルール+FFP2/KN95マスクの着用が義務になっています。私はまだ聞かれたことはありませんが、違反すると50ユーロの罰金が科せられるようです。

3Gルールとは??

①ワクチン接種完了者: geimpft

②コロナ罹患回復者: genesen

③PCR/迅速検査の陰性結果持参者: negativ getestet(PCRは48時間・迅速検査は24時間有効)

のことを指します!ワクチン接種をしていない人でも③の要件をクリアしていればOKということになります!ちなみにコロナ罹患後の回復者にも規定があり、最大で3か月前までにかかった人(オミクロン株の場合)のみが回復者としてカウントされます。

~~番外編~~

ドイツでは現在も尚、マスクやワクチン及びコロナ政策に対しての反対デモが行われています。自分の意志や意見をしっかり持っており、発言できるドイツ人の国民性は素晴らしいなと思う一方、私個人としては交通規制等も行われるので別の形で行ってほしいなと思ったりもします…

 

2Gプラスルール適用中のベルリン。街の様子は?

2Gルールとは?

2g rule (1)ドイツでは、3G, 3G-Plus, 2G, 2G-Plusと〇〇Gルールがたくさんコロナ渦で生まれましたが、現在はほとんどの州では2Gまたは2G-Plusルールを適用しています。ここベルリンでは、現在2G-Plusルールが適用中です。

このルール内容としては、

①ワクチン接種完了+当日のPCR/迅速検査の陰性結果持参(PCRは48時間・迅速検査は24時間有効)

②コロナ罹患回復+当日のPCR/迅速検査の陰性結果持参(PCRは48時間・迅速検査は24時間有効)

の場合のみ、レストラン内での飲食や、ショッピングモール、博物館等の娯楽施設の利用が可能になるというものになります。尚、ブースター接種を行っている人は検査不要です。もちろん、妊娠中の方やアレルギー等の理由でワクチン接種ができない人は別の対応策もあります

ブースター接種の様子は?

日本では地域によってはまだブースター接種の案内が来ていないところや、予約が取れないところもあるようですが、ベルリンを含めドイツではブースター接種をすでに終えた人が多くいます。

その理由としては、会場が多数あり、中には予約なしで受けられるワクチンセンターもあることがメインであると思います。また、ブースター接種を済ませないと外出時に毎回検査受けないといけないというコロナ感染症政策も影響していると思われます。

毎回の検査 ブースター接種

と考える人が多かったこともブースター接種が早く進んだ理由の一つかと思います。

また現在では、ブースター接種を含めてワクチン接種が進んだこともあり、確保しているワクチンも余ってきたことから仮設会場が次々に閉鎖されています。余談ですが、ドイツではブースター接種の際30歳以下はファイザーのみ、30歳以上はモデルナ/ファイザーの接種が可能です。

レストランやショッピングモール等の施設に入る際の様子は?

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左から順に、①ワクチン手帳 ※母子手帳のようなもの ②新型コロナウイルス接触確認アプリ/CORONA Warn app ③デジタルワクチンパス/CovPass

ベルリンでは、スーパーマーケットや薬局等、生活必需品を扱うお店を除き、2G+ルールの導入義務化がされているためお店に入る際は係員が施設に入れていいかを確認します。(2022年2月初旬現在)

そこで必要なのが、ワクチンパスです。現在は、スマートフォンにコロナワクチンの接種データが紐づけできるので、圧倒的にデジタルワクチンパスを表示する人が多いですが、写真①のような「黄色のワクチン手帳」でも、デジタルワクチンパスでもどちらでも接種証明ができれば大丈夫です。尚この黄色のワクチン手帳は、作成義務はないもののコロナ以外のワクチン接種の際も有効なためドイツ人は全員持っているといっても過言でないほど浸透しているものになります。

デジタルワクチンパスには、QRコードの他、自分の名前・何を受けたのか・何回受けたのか・いつ受けたのかがわかるようになっています。レストラン等の施設に入店する際、QRコードのスキャンかデータの確認をされます。どちらの場合もワクチンパスと同時にIDカードの提示が必要です。また、デジタルワクチンパスのアプリは数種類あり、CORONA Warn app/CovPass/Lucca等がありますが、基本的な動作は同じです。

 

コロナに感染してしまったら?

コロナ陽性? 偽陽性?

まず初めにドイツでは、一般的に2度の検査で「陽性」となった場合にコロナウイルス罹患と診断されます。

一般的な流れとしてはこのような形かと思われます。

①簡易検査で陽性反応がでた…

②フォローアップ検査(PCR検査)を受けねば!!!

③フォローアップ検査会場or区域無料PCR検査場へGO!

※1度目の簡易検査で陽性反応が出た場合でも確定検査のための外出は隔離義務違反には当たりません。

④検査を受け、帰宅し結果を待つ

ドイツでは週1の無料検査が充実しているので、簡易検査後すぐに確定検査を受けることも可能になっています。そのため、日本よりも早い段階でコロナ罹患の有無を知る機会が多いように感じました。

ただ区域無料PCR検査場は、オミクロン株が流行しだしてから完全にキャパオーバーを起こしており、会場はどこもカオス状態+異常な待ち時間が発生します。フォローアップPCR検査が受けられる会場は有料になるようですが、待ち時間なく受けられるようです。TIME IS MONEY:sparkles:ちなみに筆者は、8時オープンの区域無料会場に9時半へ到着、5時間弱待ちました…(受付まで進めれば検査は3分もかからず終わるのですが、この待ち時間のせいで逆に別の病気になりそうでした:skull:

確定検査の結果が来たら?

確定PCR検査を終え待つこと24時間、検査結果は受付時に登録をしたメールに通知が来ます。ここで陰性の場合は、隔離や保健所等への報告義務もなく、普段通りの生活に戻ることができますが、陽性の場合、保健所と領事館へメールで連絡、隔離が始まります。

なので先ほど④まで紹介した流れに続けると

⑤確定テストで陽性

⑥保健所と領事館に連絡

※通知書を送信しないと後日メールで送られてくる罹患証明書(のち回復証明書として使える書類)がもらえず、薬局でQRコード化してもらえません!!

⑦回復するまで隔離

となります。ちなみに、ドイツでは症状の有無により隔離期間が変わります。

症状ありの場合

10日隔離=回復 

または症状が消えて48時間たったタイミングで迅速検査、陰性であれば隔離免除=回復

症状なしの場合

6日間は隔離、7日目に無料迅速検査を受け陰性であればその後の隔離免除=回復

となります。私は喉のただれ・痛みが3日間のみでしたが、鼻に棒を突っ込まれるテストが苦手なのでしっかり10日間隔離しました:sweat_smile:

 

オンラインショッピングをフル活用?

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    トルコ系食品雑貨デリバリーサービス            
ドイツ系食品雑貨デリバリーサービス

隔離期間中は外に出ての買い物ができない為、食料を中心に物の調達に困りました。日本では、コロナ罹患を保健所へ連絡すると行政から隔離セット(食料やトイレットペーパー等の日用品)が届くということで、この点はドイツにもあればいいのにと感じています。とはいっても、買い物代行サービスや、アマゾンフレッシュ等はドイツでも使えるのでそれらをフル活用すれば快適に暮らすことはできます。最近では、特に食品雑貨デリバリーのスタートアップ企業も増え、街中でも大きなバッグパックを背負っている方をよく見かけるようになりました。

また、トラッキングに関しても隔離期間中全く連絡が来なかったドイツに対して、日本では定期的に体調等を確認の電話がきたり、フォローアップメール等も来ると聞き、トラッキングする日本としないドイツの差を実感しました。

 

まとめ

つらつら~と自身の体験記を今回は書かせていただきました。ウイルス自体は目に見えるものではなく、私も「え?私が?なぜ?」と感染が判明した際思いました。しかし同時に、それだけ感染力が強いということ、こういった感染症にかかった際にどうすればいいのか等を知る良いきっかけにもなりました。

またドイツでは3月中に段階を得てコロナ規制が撤廃される動きがあり、Withコロナ生活が「普通」となる日も近そうです。以前のような「普通」には戻れなくとも自分たちの手で「新しい普通」を構築していくことでWithコロナ生活が苦ではないものになればいいなと思います。