企業変革は”そろえる活動”から

プロセスコンサルタントのYoshiyaです。
弊社は今後アトラシアンパートナーとして製品のサポートサービスに加え、エンタープライズアジャイルのフレームワークであるSAFeのパートナーとなりエンタープライズアジャイルの推進を行っていく予定です。
SAFeの特徴の一つに”活動をそろえる”ことがあります。
SAFeを導入している超巨大企業ではいくつものスクラムのスプリントを同一タイミングにて実行しそれをJira Align等でトップマネジメントは俯瞰します。
活動がそろっているとレポートの時間軸がまず同じになり複数部門の活動を比較し易くなります。この部署が遅れて依存関係のあるこの部署に影響する等がシステム上で推測可能です。
いろいろな会社の運用プロセスとレポーティングを見ましたが、きっちりとスプリントまたは一定期間の情報が工数をかけずにスムーズに上げている会社はあまり見たことがありません。
現在、自動的に活動レポートが上がる仕組みがまだ無い企業においては、まず活動をそろえることを行います。そして以下のステップで改善することでアウトプットスピードを向上を実現します。
具体的には活動の中身、運用における 計画・情報共有(スタンドアップミーティング:朝会)・振り返り(レトロスペクティブ)等のアクションを全ての部署である一定期間でそろえます。
改善ステップ
改善ポイント:活動をそろえる(2週間単位:計画/毎日の情報共有/振り返り) → 改善ポイント:レポートを軽くまたは不要とする改善を行う → 実行:運用レポートの参照から意思決定とアクションを実施 → 結果:アウトプットスピードが上がる
このような活動を支援するツールがアトラシアンではJira Align と Jira Software いう製品となります。
SAFeの運用を実現している企業は何かしらの方法でスプリントのレポートを自動的にマネジメントに上げています。
開発部門はある程度アジャイル化してきたという企業においてもこのそろえる活動は企業全体最適という意味で重要です。